ハーフィンダール・ハーシュマン指数

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多数の競争業者がひしめきあっている業界や、たとえ競争業者の数が少なくても、その規模とパワーが同等である程度を表す指標に、ハーフィンダール・ハーシュマン指数という便利なものがあります。これは各企業の市場シェアを2乗して足しあわせる、という単純なやり方で計算できます。ハーフィンダル・ハーシュマン指数は競争業者の数が多ければ多いほど小さくなります。それ故、ハーフィンダール・ハーシュマン指数が小さいことは「競争業者の数が多い、もしくは規模とパワーが同等」であることを表しています。

下にビール系飲料、電子辞書業界、デジタルカメラ業界の指数を表にしたものがありますが、ビール系飲料の市場シェア合計が、0.3126 電子辞書が、0.3728 デジカメが0.1289 数字だけで比較すると、一番合計の高い電子辞書業界が安定しているといえます。デジタルカメラの競争は激しそうですね。皆さんの業界も一度計算してみてはどうでしょうか。

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