皆さんは「ステンレス」と聞いて何をイメージしますか?
「さびない、きれい、丈夫」など人それぞれ違うイメージをもつでしょう。
ステンレスとは’Stainless Steel’の略で(stain=汚れ・しみ・錆び less =ない steel=鋼(はがね))すなわちステンレスとは鉄の最大の弱点である「さび」を防止するように改良された ’さびにくい合金鋼’ということであり、さびない鋼ではありません。
ステンレスの特性としては、
①さびにくい ②衝撃に強く頑丈 ③耐熱性に優れている ④汚れが落ちやすく手入れが簡単 ⑤100%リサイクル可能であることです。
ステンレスにもいろいろ種類がありますがそのなかでも当社はステンレスパイプをメインに取り扱いをしています。
その中でも二つに分類されるのですが、継目無く製造される継目無管(シームレス管)と鋼板を管状に巻いて溶接して製造する溶接管があるのです。
当社の取り扱い量としては継目無管のシェアの方が圧倒的に多いです。
ステンレスパイプは一言で言うと多くは「配管」に使用されています。「配管」? ちょっと漠然としていますよね。
物を移動させる時は必ず「道」が必要です。
その「道」から「配管」を通して各地域の処理場へと流れて行きます。このような液体(気体も含む)が流れる「道」すなわちこれが「配管」なのです。
しかし全ての「道」に我々の商品が使用されているわけではありません。
ステンレスはさびにくく、特に当社で扱い量が多いシームレスパイプは高級品種です。よって非常に厳しい環境下(高圧のかかる所など)や普段接することの少ないケースで使用されることが多いです。
例えば石油化学プラントや原子力発電所といったところです。
この「道」=「配管」があるからこそ皆さんが安全に石油や電気を使え、豊かな生活が送れるのです。
さまざまなところで使用されているステンレスパイプ。使用代表例を写真とともに紹介します。皆さんが直接目に触れることが少ない場所に比較的多く使われていますので、我々の生活を支えてくれている縁の下の力持ちといったところでしょうか。
-
水道、屋内配管用
-
石油関係
-
電力・原子力工業関係
-
LNG関係
-
製紙工業
-
食品工業
-
半導体産業
-
耐久消費材用